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あえて400cc!

選んだのはGSX-R400(GK73A)88年式

車歴:SRX-4

2台目に手に入れたのはコレ。

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YAMAHA SRX-4。

2本サスでセル無しキック始動の前期型。

 

ようやくGBのローンが終わった大学2年の後期(1994年)に必死にバイトをして稼いだ頭金+二度目の学生ローンで中古車をゲットしました。

貧乏学生に400は贅沢と思いつつも、ローンだけ払って全く乗れない時期がありましたからね。奮発しちゃいました(笑)

 

このマシンにした理由は・・・

高校生のとき毎朝コレを見かけていて、シンプルでスリムな車体にシュッとしたテールカウル、横から見たときのサラブレットのような美しいフォルムにゾクッ!ときて「いつか必ず乗ってやる!」って思い続けてたんです。

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前回書いたようなSRのカフェレーサーもいいなとは思いましたが、それにはアルミタンクにシート、マフラーを始め、エンジンとフレーム以外の全てに手を入れないと仕上がりませんからね。幾らお金があっても足りないなと。

それに対してSRXならノーマルでどこもいじる必要のないこのカッコよさ。

さらにSRは2バルブで27馬力でしたが、こっちは4バルブ33馬力。

若者的には「やっぱり速い方がいいよね」って(笑)

 

実際手に入れても本当にカッコよくて。

メーターパネルだってこのとおり。

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さすがはGKデザイン。わざわざヤマハがお金をかけて外注してるだけのことはあります。

 さらに、当時ほかに見たことのなかったショートマフラー。

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軽量化にマスの集中化といいことづくめ。

排気音もスパパパパッ!と歯切れよくジェントルでした。

逆にそれが物足りないという人たちはスーパートラップを付けてましたね。

 

そしてシングルエンジンは4発に比べるとクランクシャフトが短いからでしょうね。

ジャイロ効果も小さくて、わずかな体重移動でヒラヒラとびっくりするほど簡単に向きを変えてくれます。

バンクの途中で急に落下物を見つけても、わずかなアクションでさらにインヘと曲げられます。さすがは「スポーツシングル」。

ハンドリングだけならその後に乗った4発のスーパースポーツたちよりも優れていたように思います。

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エンジンの鼓動感も絶妙でした。

強すぎず、弱すぎず。ちょうど気持ち良く感じられるレベル。

エンジニアのこだわりが感じられるところです。

そして車重とパワーのバランスも日本の交通事情に実によくマッチしてました。

エンジンが一番気持ちよく回るところを使って走ってると、ちょうど60km/h前後なんです。

ビッグバイクでよくある「開けられないストレス」「使い切れないストレス」とは無縁の「乗って楽しく」「免許にも優しい」最高のバイクでした。

 

でも、それって非力ってことでしょ?とツッコミたくなる方もいるかもしれませんが、峠に行っても十分楽しめましたよ。

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だって日本の峠なんて、ほとんどがRの小さなコーナーばかり。高速(というより中速)コーナーなんて、その峠の中で1か所か2か所だったりしませんか。

下りならパワーよりテクニック次第ですし。

サーキットに持ち込むんじゃなければ全然問題ないと思います。

 

あっ、でも高速道路は苦手でした。

カウルがないので風圧がキツイってこともありますが、路面のうねりがある所で120km/hでレーンチェンジするとフロントフォークとフレームが剛性不足でたわんで怖かったです。

でも、あんまり出すと捕まっちゃいますからね。

大人の走りをするには必要十分で過不足のない性能だと思います。

 

そういえば、こんなのもありましたね。

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オレンジブルバードがシーリーっていうヨーロッパ製のフレームにSRXエンジンを載せたマシン。

当時のGOGGLE誌によく広告が載っててカッコよかったなぁ。

 

SRXはめちゃくちゃ気に入っていたので、社会人になって他に増車をしてもずっと大事に乗ってましたが、悲しいかなフレームの経年劣化のためキックでエンジンをかけるたびにスタンドの根元がグラグラするようになってしまいました。

このまま乗ってると、いつかキックの勢いでバキッと折れて転ぶんじゃないかと怖くなり手放してしまいました(涙)

そうじゃなきゃずっと手元に残しておきたかった一台でしたし、これまでに乗ってきた中で一番自分に合っていたと思うマシンです。

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