車歴:SRX-4
2台目に手に入れたのはコレ。
2本サスでセル無しキック始動の前期型。
ようやくGBのローンが終わった大学2年の後期(1994年)に必死にバイトをして稼いだ頭金+二度目の学生ローンで中古車をゲットしました。
貧乏学生に400は贅沢と思いつつも、ローンだけ払って全く乗れない時期がありましたからね。奮発しちゃいました(笑)
このマシンにした理由は・・・
高校生のとき毎朝コレを見かけていて、シンプルでスリムな車体にシュッとしたテールカウル、横から見たときのサラブレットのような美しいフォルムにゾクッ!ときて「いつか必ず乗ってやる!」って思い続けてたんです。
前回書いたようなSRのカフェレーサーもいいなとは思いましたが、それにはアルミタンクにシート、マフラーを始め、エンジンとフレーム以外の全てに手を入れないと仕上がりませんからね。幾らお金があっても足りないなと。
それに対してSRXならノーマルでどこもいじる必要のないこのカッコよさ。
さらにSRは2バルブで27馬力でしたが、こっちは4バルブ33馬力。
若者的には「やっぱり速い方がいいよね」って(笑)
実際手に入れても本当にカッコよくて。
メーターパネルだってこのとおり。
さすがはGKデザイン。わざわざヤマハがお金をかけて外注してるだけのことはあります。
さらに、当時ほかに見たことのなかったショートマフラー。
軽量化にマスの集中化といいことづくめ。
排気音もスパパパパッ!と歯切れよくジェントルでした。
逆にそれが物足りないという人たちはスーパートラップを付けてましたね。
そしてシングルエンジンは4発に比べるとクランクシャフトが短いからでしょうね。
ジャイロ効果も小さくて、わずかな体重移動でヒラヒラとびっくりするほど簡単に向きを変えてくれます。
バンクの途中で急に落下物を見つけても、わずかなアクションでさらにインヘと曲げられます。さすがは「スポーツシングル」。
ハンドリングだけならその後に乗った4発のスーパースポーツたちよりも優れていたように思います。
エンジンの鼓動感も絶妙でした。
強すぎず、弱すぎず。ちょうど気持ち良く感じられるレベル。
エンジニアのこだわりが感じられるところです。
そして車重とパワーのバランスも日本の交通事情に実によくマッチしてました。
エンジンが一番気持ちよく回るところを使って走ってると、ちょうど60km/h前後なんです。
ビッグバイクでよくある「開けられないストレス」「使い切れないストレス」とは無縁の「乗って楽しく」「免許にも優しい」最高のバイクでした。
でも、それって非力ってことでしょ?とツッコミたくなる方もいるかもしれませんが、峠に行っても十分楽しめましたよ。
だって日本の峠なんて、ほとんどがRの小さなコーナーばかり。高速(というより中速)コーナーなんて、その峠の中で1か所か2か所だったりしませんか。
下りならパワーよりテクニック次第ですし。
サーキットに持ち込むんじゃなければ全然問題ないと思います。
あっ、でも高速道路は苦手でした。
カウルがないので風圧がキツイってこともありますが、路面のうねりがある所で120km/hでレーンチェンジするとフロントフォークとフレームが剛性不足でたわんで怖かったです。
でも、あんまり出すと捕まっちゃいますからね。
大人の走りをするには必要十分で過不足のない性能だと思います。
そういえば、こんなのもありましたね。
オレンジブルバードがシーリーっていうヨーロッパ製のフレームにSRXエンジンを載せたマシン。
当時のGOGGLE誌によく広告が載っててカッコよかったなぁ。
SRXはめちゃくちゃ気に入っていたので、社会人になって他に増車をしてもずっと大事に乗ってましたが、悲しいかなフレームの経年劣化のためキックでエンジンをかけるたびにスタンドの根元がグラグラするようになってしまいました。
このまま乗ってると、いつかキックの勢いでバキッと折れて転ぶんじゃないかと怖くなり手放してしまいました(涙)
そうじゃなきゃずっと手元に残しておきたかった一台でしたし、これまでに乗ってきた中で一番自分に合っていたと思うマシンです。
車歴:GB250クラブマン
それでは少しずつ紹介していきます。
初めに買ったのはコレ。
手に入れたのは地方から上京したばかりの1993年。
きっかけは渋谷でフルカスタムのSRを見たこと。
それまで見たことも聞いたこともなかった「カフェレーサー」。
そのカッコよさは、まさに衝撃的でした。
とはいえ、貧乏学生に車検ありのSRは高嶺の花。
残る選択肢はGBオンリー。
情報誌とにらめっこして安い中古車を探し、学生ローンで購入しました。
(親にはバイクは危ないと禁止されてましたが、学生寮に入っていたのをいいことに親に黙って買っちゃいました。 )
GBはSRのように英国車風にするのもありですが、1960年代のホンダのGPレーサー風にするとやたらとカッコよくなるんですよ。
これはcasastaffというショップの作ですがヤバ過ぎでしょ?
このイジり方は逆にSRにはできない芸当ですし。
これが当時のGPレーサーそのもの(RC162)ですが、どうですか?
かなりいい線いってますよね。
なんだか400よりこっちの路線の方が楽しそうな気もしてきたなぁ。
一度仕上げちゃえば維持費も安いし。
う~ん。
それはさておき(笑)
実際に所有してみて、GBの良かったところは・・・
僕にとっては、何といってもアイドリング中の姿が最高でした。
キーを回した瞬間から、ガソリンタンクがブルブルブルブルッ!と震え出すんです。
まるで生き物のように。
まあ、エンジンの振動をラバーマウントで逃がしてるだけなんですけどね。
ただ、僕にはGBが「早く走ろうぜ!」と訴えてるように感じられて、毎回感動してました。
あとは・・・
初めてのバイクですからね。
何もかもが楽しくて仕方ありませんでした。
そういえば尾崎豊が Driving All Night のビデオクリップで乗ってたのもGBでしたね。
そうそう、だんだん思い出してきました。
最高出力30馬力とけっしてパワフルなエンジンではありませんが、乾燥130kgの軽量な車台にホンダならではのニュートラルなハンドリングがあいまってとても気持ちよく走ることができるバイクでした。
小排気で頻繁に必要になるギアチェンジも「上手く走らせる楽しさ」を感じられる要素でしたし、大してスピードが出ないからこそできる「アクセル全開時間の長さ」もなかなかの快感でした。
「使い切ってる感」って何気に満足度が高いんですよね。
あえて不満を挙げるなら?
友人のSRと並べると、どうしても車格の小ささを感じたことぐらいでしょうか。
こんな風に大満足のGBでしたが、別れは突然やってきました。
無知だった僕は最高速チャレンジでタコメーターの針がレッドゾーンに突入しても、ずっと全開のまま。
そのうちエンジンから「カラカラ」と音がし始めましたが、それでも無知なので平気で乗り続け、ある日、信号が青になってスタートダッシュをきめようとした瞬間。
爆音!とともに足元から白煙が。
・・・折れたコンロッドがクランクケースを突き破ってました(血涙)
その時の気分はまさにこんな感じ。
こうしてGBはわずか2か月ほどで僕の元を去っていきました。
始まったばかりのローンを残して(号泣)
車歴
問題のパーツが欠品のため絶賛待ちぼうけ中です。
なにせ88年式。28年も前のバイクですから。
GK73Aも立派な旧車。
旧車遊びじゃ「待つのも楽しみのうち」。
そんなの常識ですよ(涙目)
納車を待つ間にこれまでの車歴でもボチボチと書いていこうと思います。
ブログタイトルの説明にもなるでしょうし(笑)
一覧にするとこんな感じです。
そこそこ乗り継いでますが、僕ら世代のバイク好きだと多い方でもないですね。
ただ、6台いっぺんに持ってたときがあって、あのときは警察が盗難車じゃないかって調べに来たんでビックリしたことがあります。
まあ、さすがに怪しいですよね。普通の家の駐車場にそんなに並んでたら。
ちなみに新車で買ったのはR1だけで、あとはみんな中古車です。
それぞれの思い出などは次回以降に。
似てる?
いまだ納車に至らず・・・orz
ある不具合の整備に時間がかかっているとのこと。
しかしショップも一生懸命やってくれている様子。
ここは大人の余裕?でゆっくり待ちます。
その間ネットをうろついていたら、超COOLなマシンを発見。
CBR1000RRのストリートファイター。
アメリカのHuge MOTOの作。
ボルトオンの外装キットで販売中とのこと。
今までに見たストファイでダントツの出来。
黒地に赤のワンポイントが何とも秀逸!
「黒地に赤」・・・?
ああ、納得。
僕の大好きなあのマシンと雰囲気が似てる。
GSX-R400R SPⅡ。
89年式GK73Aをシングルシート(FRP製)やフルアジャスタブルサス等々で武装したSPバージョン。
なんとも衝撃的なカッコよさ。
ああ、それにしても納車が待ち遠しい・・・。